詩をおいておくところ

1984年生まれ。詩を書いては残しします。

ドライブ/ちょっとずつ死んでく/赤から青へ

ドライブでしっかり目的が定まらぬまま、FMで今の自分にフィットしそうな曲を探しながら夜道をのんびり走るのは素晴らしい。

802でもFMCOCOLOでもAMでもなんでもいい。とにかくなんでも聴くんだ。

阪神高速2キロ渋滞でも、初めてライブに行った時の思い出ででも、トンネル内で掠れた演歌でもなんでもいい。なんでも聴くんだ。

目の前の景色はどんどん変わってく、ジャンクションのカーブ、来来亭の看板、西灘の高級住宅街、須磨浦の凪いだ海、誰かがベランダで話をしている。

見ているものと聴いている事と思う事が近寄ったりランダムに遠ざかったりして、それがなにか思い出させる。感傷より奥の内奥を毛羽立たせては忘れてく。

思い出しそうになる。

自分の記憶か他人の記憶かも定かではない。

青になりましたのでとりあえずアクセル踏みましょう。

ぼくはどこにいるのか。

自分ではないなにか猥雑であったり無機質であったりする心が通り過ぎることもある。

安心しながら気をつけてドライブしていると、

色々な情報かぼくを通り過ぎて、その非日常が自分を失わせてゆく感覚がうれしい。

 

 

自分を離れる

酒を飲むと酔っ払う

うまいものを食うとうまいとおもう

タバコを吸うと気管支や肺に若干の違和感が残る

色んな快楽や嗜好はどれも自分が「いる」ことの確認の悦びだな

 

僕は自分がここにいる、というのを忘れていた、という悦びもあるのではないかとおもう。

 

自分を離れてしかも惑わなければなかなかそれはそれで気持ちがよさそうだ。

 

僕はもしかして結構アホなんちゃうやろか。

去年くらいからかな、30歳過ぎて重大なその1点に気づいた。

10代の頃から少しずつ色々な本を読んできたけど、もしかすると僕にはこのような活字の情報はいらないのかもしらない。

要らない、というか活字が得意でない。

よくわからない。

できればスピノザや、フッサールデカルトハイデガーなどのむつかしい本は葛湯やお餅のようにして、食べたら理解できる、というようにしていただきたい。

ですのでむつかしい事はむつかしいことがわかる人にまかせて僕はたくさん働いたり笑ったり走り回ったりよく食べたり、楽器を弾いて遊んだりして過ごすのがつとめだとおもった。

真理を突き止めたい、明らかにしたい、などと思わない。

寄り添って仲良くしていくんだ。

晴れの町の哲学

‪海から出る朝日、赤ちゃんのあくび、動物の鳴き声、稲がそよぐ音、どこかのうちの子がピアノを練習する音、日向に舞う土煙、理由の無い笑顔、‬夕日に輝く瓦の屋根。

見えるものすぐさまぼくのこころになる。

そのような当たり前だった事にやっぱり感動を覚える。

考える事の大事さ、無意味さ。

ぼくはどこからきて、なにをして、どこにいくのか。

身体がそれぞれに持っている偉大な書物

いきること、たましいの不思議さ

健康に過ごすこと、健やかに過ごすことが如何に知性や個人の霊性を引き延ばすか。

心霊、精霊、スピリット、ビジョン、イメージ、と仲良くする方法。

そんなな事を旅行先でいちどきに考えたり気づいたりさせられて、すごく嬉しい反面、タバコやお酒の不摂生を怒られているような気持ちにもなってなかなかしんどい 笑

これからも仕事をしながら、時々でかけてこのように生きることの不思議やありがたさ、に触れて過ごすことが大事だなあと思った。

博物館でずっとむかしの動物の骨を見たような、初めて海から魚を釣り上げたような、今そんな気持ちだ。

生きてるのは神秘だ。

どうして君のことを好きになってしまったんだろう

とくに用事もないのに

なんとなく足が向いて海にむかったりすることあるだろ

そこでうまくいったら釣りをしてる人から釣竿を借りてしばらく楽しむもよし

あたたかかったらねむってしまうもよし

ずっと海を眺めるもよし

時には泳ぐのもいい

結局なんにも自分の中で増えるものがなくても

じゅうぶんに疲れて

お風呂に入ってじいんとあたたかならぼくはそんなのが一番だ

ぼちぼちに働いてそんな風にすごしたい、ともう何年もおもっている。

踊る体

喜ぼうが悲しもうが

静かな気持ちでも頭の中がやかましくても

その奥には身体や魂を動かしたがる衝動のようなものがひそんでる。

外部からの刺激で時にはそれが見えなくなるけど、よいことでも悪いことでもなく、そういうものが息づいている。

きっとぼくだけでなくみんなそういうものがあるんじゃないかなあ。

その流れに沿って人に迷惑をかけない範囲でたのしくやればうまくいくようなかんじがするけど、世の中はそのような柔らかい形にはできてないからむつかしいとこだよな。

ビルとビルの間にまたビルだもの。

おかげさま

やあ、おかげさま

おせっかいだがそこまで手を伸ばそうか

なにおまえが死にかかってるからじゃない

そうしたい気持ちなだけだ

 

やあ、おかげさま

久しぶりだねえ

君は変わらないようでかっこよくなったな

仲良くいれるぐらいでお互いが変わっててよかったよ

 

やあ、おかげさま

おまえいつも俺のまねしてたけど

もう俺のまねをしてももてないぞ

おまえの楽しみを今度は教えておくれよ

 

やあ、おかげさま

月がきれいだね

生まれた時みたいだ

そんな事覚えてないけどね

どんどん欠けて時間は過ぎて

またおれたちまんまるに戻ろうぜ