詩をおいておくところ

1984年生まれ。詩を書いては残しします。

凡庸の天才

どこに行ってもそこが家 そこでなにをたべても慣れ親しんだ味 初めて会った人も通ずるものがあればそれは家族か旧知の仲 民族も国境もなく。 突出したこともなくへりくだることもなく。 なにか雲の上のような事を目指すとてんでダメ。 この人がどんな事で笑…

怖いこと。

死ぬのが怖いからこうやって生きてるんですよ。 それ以上はないです。 だから望みと聞かれても、それはすぐに思いつかないなあ。 生きている心地の悪さから逃れるために色々なことをしました。 失敗したり、たのしい思いをしたり。 その時々をそれが生きてい…

ずっと前からから決まってたような青空ひとつ 河原の土手に海からの風が吹いている 文化住宅で誰かラジオ聞いてるみたいだ 昔の歌は愛情がある歌詞でよいね 全てに終わりがあるなんて信じられないくらいきれいだ 窓が沢山ある角部屋であいしあう 全部が完璧…

時間

誰が 見も知らぬ人が空調も無い湿った部屋で 亡き妻の事を思いながら 湿気に撓んだ畳の上で 日がなラジオを聞いていると想像するだろうか 或いは 緩やかに死にゆく身体に苛立ちながら明瞭な思考を持って、自分が今どこにいてどういう存在かを認識し、どうす…

生きている

今になってすべてが黄金色にみえるよ 足元からのびた道はぼくのハートにつながってる 今になってすべてがはじまりにもみえるよ ぼくたちはとしをとらない永遠のうたごえ ふと泣きたいような鮮やかな夕暮れ ハートをたぐればだれかきっと抱きしめてくれるだろ…

くうき

空気になりたいな 透明になってさ なにもなくなってさ ハーモニカをたすけてあげるんだ 空気になりたいな なにもなくなってさ いいところで思い出せなくなって それも思い出せない 透明はきれいだぜ 空気になりたいな どこまでもいってさ どこにもいってない…

あんたねぇ いや私は目が見えないんで姿がわからないんだが あなたの身体に穴があいてやしないかい 触れたわけじゃないが そういまかんじたのさ 痛みはないようだが ずいぶんながいのかい 馬鹿だねえ自分の身体もまもれないようじゃ 北風が穴から出てひゅう…

らっぱ

昨日はらっぱになる夢をみた おれはこころない天使になって 綺麗な場所でも 汚い街でも なにも思わず天空のうたをうたうのだ 寂しさときよらかさの混じったこのうたを 説明する言葉をおれはしらない こんにちはをしらないから おれはさよならをしらない 昼の…

逆さの日記

病院の廊下には朝の青白い日差し 僕は泣いている人や神妙な面持ちの人に囲まれながら息をしている それもだんだん苦しくなってきて 僕は今までずっと息をしていたんだな、と思う そしてしばらく薄明かりだけの夢を見て ふっつりと僕の命は途絶える 手や足か…

木漏れ日や 太古の日々を ふみ鳴らし 運命の 軌道に乗った 踊るいのち

僕は僕をまだしらない

人の口 目鼻手足が だんだんに 山や星に見え ありがたい 運命は ほほえみながら 教科書を なげつけるよう 手渡した 死に際に あえてよかったと いいたいな そういえば あなたのことばで 今がある 時は触れぬ わらかぬと まどろんでいては だらしない 蛍の光 …

本能を 忘れた鳥は 虚空を目指す

太陽と人

君についてはなしをしてみたい 名前を呼んでみたい こんな欲求は 人間のものですね 人間とにんげんは 主体と客体を意識しあうと まるで月を追いかけているようです 自分がどんどん伸びていって すべてじぶんにしてしまう 一面に伸びた夕日はやさしい そんな…

陽の影に わたしはどこかと 尋ねれば なにもしらぬと 照りはえる

さかさ

朝露の 逆さに映る 景色には 天も地もなく うれしけり

水低く 炎は高く 燃え盛り 空をなぞりて 輪を描く

藍と緋

曇天の 藍に燻る 川面に 映る篝火 緋に滲む

まるい。

心の中心にまるを想像する そしたらなにかがはじまって丸のなかいっぱいになって そうして終わっていくんだ さみしいようでうつくしくてみとれたりもする じょうずもへたもない一人だけのはじまりと終わりの世界 抱きしめる人がだれもいないなら はげまして…

さくら

さくらが さいたよ あおいろに ぴんくだよ たくさんねたら もっとあたたかいよ おててと おててを つなぎたいね うれしいね いろんなところに いって おふろに はいりたいね

花火

花火が消えるまで僕は感動しつづけてたか それとも感動を思い出していたか 人間て不思議だね ほんの一瞬の感動を何年も大切にしている その一瞬がまるで人生の大部分を覆っていたかのように あの人はいつから感動からイメージになったか 逆にあの人は僕のこ…

五色

なんだかふっと命がかるくなるこんな夜 ぞうりひとつで海まで向かう 夜の煙突の煙 ありゃなんだろね 月の光でアスファルトまでつるんといいかんじ 口笛吹きながら 生温かいはじまったばっかりの夏で 永遠に死なないような気持ちで海までの坂を下りた

人が願えば水がよごれる

こうあれよ、こうなれよ、と言われればその人の成し得なかった事、望んだこと、今までの生き方を否定しないありよう、が含まれているに違いない 心配だわ、それで大丈夫、というのは自分が施せる範囲の人間にあつらえて自己を確認したいという気持ちが少なか…

きっと。

宇宙の真理に触れたとか なにやら一般では見えぬコレはというようなものを見たとか 一息にして聴衆や人の場を呼吸にて調和させてしまうであるとか 祖母も曽祖母も総曽祖母も亡くなってしまったがわたしの後ろにいて和菓子を食べておりますねという方も 気の…

いのることばひとつしらない

誰がためにぼくのからだ通りぬけてきた言葉たち 誰がためにあなたとおりぬけてきた景色たち なにおもう なに願う 祈る言葉ひとつしらずに恥さらし 自分を守ることばっかりで自然に憩いつまはじきにされる よくみろよ 僕らはゴキブリやドブネズミのようなもの…

しっている

君が誰から命令されたか 君がなにに強いられているか 君がなにを自慢に思っているか 君がなにを信じているか そんなものから離れられたらみものだね 僕は僕を知っている 君は君をきっと知っている 遠くの星より明らかに君は僕を察知する 信じる人がいなきゃ…

言葉のそとで丸く輝く

知ってるかい 世界は君の家族の拡大図でもなければ すべてが君の失敗や恨みでしみったれているわけではない 君が君の人生から何を学びどのように世界に色付けしても この宇宙や世界は独自に鼓動するのをやめない だからまだ生きてる価値があるってもんだ 君…

無用の用

薄い色のついたガラスの置物 つるりとしてすべっとしてガラスだからつべたいはずなのに不思議なあたたかみを感じる 日が射せばなにか人に思い出させる程度にきらりと光るし 夜になればそこにただあるということはわかる 何かの役に立つわけでもなし 値打ちが…

バイク

バイクはいい。 バイクは本当にいい。 バイクは移動手段でもあるけど精神性だ。 色々考えながら走るのもいい。なにも考えなくて走るのもいい。 事故しない自信と臆病さだけあれば。 僕はバイクを乗るにあたって臆病な性格で本当に良かったとおもう。 考える…

魂魄の道

鈴虫の声が しんさんとこころのそこまで染み渡り響く夜 僕はなにを感じなにを成したいのだろうかと思う 神様の手のなる方へただ進んでゆく 身体いっぱいに日々の喜びがある それがずっと昔の事を揺さぶり起こしたりする なにをするんだろう どこにいくんだろ…

目が新しくなって 身体が新しくなって 眠りが新しい眠り方になれば 君も変わるはずだよ 悩みすぎるな 悩むほど君に価値があるとはおもえん まあしっかりやれよ 君の命題なんか君じゃないから俺は知らん 麻薬に耽ったり酒に溺れたり浮いた銭で美食に明かした…