詩をおいておくところ

1984年生まれ。詩を書いては残しします。

巻き貝の形の空白

貝殻に耳をあてると波のような音がするみたいに、人のこころの中も色々有機的な人間感情の奥に、なにやら巻き貝のような形の空白があって、そこから海の音が耐えずしているような気がする。
人と話をしていると、話をしている内容とは関係無くそういう気持ちになることがある。
ああ、この人は骨と血潮を持って、それを動かして、声を発して伝えてくれている。
土があって水があってそれが大気と触れて音を出す地球と一緒の構造か。
会話は内容も大切だけれど、なにか原初に至る手段みたいだ。
僕は人の奥に原初を見つけれると安心する。
僕もあなたもいつかは死ぬけど、その実、全く死なないのだきっと、というような気持ちになる。
都会で楽しく生きるのはもしかすると、人間自体に自然を見出すのが一番楽な方法なのかもしれないな。