詩をおいておくところ

1984年生まれ。詩を書いては残しします。

朗読用高野山のための習作 多々の言葉ちりぢりに

燦々と無劫さんざめいて身の内うちに/我は我々でイデーが入り込み1になる/金色が滲み出す様のなかで0を1としよう/白や橙や薄青や黄緑が交差し分断し摩擦して辺と辺をなぞらえしぼみ開き魂を成す/核なる熱量の中で三千世界の臓腑が恒の中から飛び出し無と帰し後が生じた後繁茂し跋扈し枝葉成し朽ち茂り生じ滅し有となす/ちりぢりのきりきりのさらさらのみじんの中でぴかぴかの光の渦が形を成したいちぢく形の熱量は愛の原初を成す/花虫鳥岩かたちを成すむすぼれを開いていくと金科玉条の飽和する無常の豊穣の世界/暗があり安があり勘が働き静を求めそれが生となり愛となり大となり諦となる/無の中の大聖堂を建てその中であらゆる思索や精霊や亡霊が電気信号となり空間の鏡となる/哲理流れては宿り流れては宿りして星を滲ませまた繰り返すか/名前をつける前のものたちがひしめきあっている場所でただ灯火を点け照らせ/撥音の作り出す無言の発音の在り方は薄暗がりの中で透明に燃えていた/淀みなく淀みある記号が消失する彼方/滑稽と愛が混ざり合って生じれば/万物の願い祈り悔い呪いの諸々から写真の中で滲むインクやモアレの彼方までがいちどきに光と成し惜しむ事無く消えて行きただだいまは一つが続くのみ/じんわりとした此方とやんわりとした彼方呼び呼びて明々白々なればまるで振動や煽動がのたまう/おういとはあいおーいとはーいあらとまあおうとよう/爆ぜて消えて投げて揺れてこけて捨ててどけて見てて割れて焦げてのけて失せて褪せて痩せて冷えて見てて開けて燃えて溶けて揺れて負けて避けてほどけてくべて/生は蒸発し漂い漂着し蒸発し漂い漂着し/