詩をおいておくところ

1984年生まれ。詩を書いては残しします。

3 タイトルはまだ無い

筆者が月見バーガーを食べたりサイクリング等をして秋を楽しんでいる間にも、工場勤務と僕は殴りあい今や乳白の中に煮込みすぎた鳥料理のように肉や骨が浮かび上がり血と混じり合い、泡が浮かぶたびたのしかったね、ふふふ、ねむたいね、などとつぶやき合うばかりでもはや人間であった形跡がどこにもない。
二人ともさて喧嘩は終わったがこれからどうしたものか、この姿形でどのような職場に再就職しようかと考えているところに二人の混じり合うどろどろの上に大きな影。
「あっぱれ!二人ともよくやりました。実にいいものを見せてもらった」
大きな影の主はタワーマンションくらいはあろうかと思えるオンブバッタであった。アパートくらいの子バッタを背負いながら
「貴殿達のような気骨のある男達をここで死なせてしまうのはあまりにも勿体無い。ひとつ私に力添えさせてくだされ」
と言うや口から気色の悪い赤茶色の液体を吐き出し二人に垂らしかける。
うへえ、気色悪いくせえといいながらもあっというまに二人は無傷の裸になり海に立っていた。