詩をおいておくところ

1984年生まれ。詩を書いては残しします。

1月

しぼんだりひらいたりして

今日も明日もなく続くこのお祭りのようなのを

あなたは楽器に見えましたか

 

不思議なことだこの楽器

誰も弾かずにふかれないのに

生まれる前から死んだ後まで

みんなアドリブでやっちまう

 

悲しいようで厳かで

ふざけてるようで朗らかだ

 

はっきりしていて透明で

明らかなのになにもわからぬ

 

ボタンの穴からのぞいた海のような

鍵穴の向こうの空のような

ふいごの先の火のような

 

静かさだね