私は死ぬのが怖くありません、などと若い風情で言うと
非常にいやったらしい
なにを見てきたのかと感じるが
特になんらの思索もないのに
死ぬのが怖くてたまらない、死にたくない
などと言うと
それほどまでに大事な命が貴様にあるか
などとも思う。
自分を見なさすぎると捨てたくなり
見すぎるとすごく守りたくなる。
よそ様はよくしらない。これは僕の心の中のことです。
ゴムボールほどぞんざいにぽおんと放り投げるには実にもったいないが、宝石のように大事にするのも違う気がする。
身体はこの世の借り物、と本で読んだことがあるが
この魂のいくらかもこの世の借り物かもしれない。
僕は宗教のいろんな謂れにはとんとうといが、宗教心というものは強く信じる。
いや、宗教心というかなんというかはどう言うかはよくしらない。
いくらかは僕がいるが故の本分で
その他のいくらかはなにかしらの力が働いて僕を動かしめている。
そんな気がします。
ああ、書きながらめんどくさくなった。
この文章はやめにします。
でももったいないからそのまま記しておこう。