詩をおいておくところ

1984年生まれ。詩を書いては残しします。

日を繰る

鯵の開きに玉ねぎの味噌汁

おふろの磨りガラスから陽の光

行きに帰りにつかう道

季節によってはたんぽぽやひなげし

日めくりカレンダーにオレンジの夕日

こういったものが僕のすべてだと思いたかったのです

料理の本にたくさんの付箋

電車の中で怪談話をする小学生

何度も聞いた事のある祖父の冗談

蛙の鳴く声がきこえる部屋に走馬灯

こういうような事をものさしに自分の死ぬまでを見計らいたいものです

車の窓から見えるもの以上の希望はいらない

読むべき書物も聞いておかないといけない音楽もない日々

知るべき感覚や空想や論理のない日々

そんな中で来るべき時がくればなにかに出会い僕はまた変わるでしょう

変わって変わってかわりつづけたら

今度はなにをみせてくれるでしょう

僕はなにもわからない