詩をおいておくところ

1984年生まれ。詩を書いては残しします。

いのることばひとつしらない

 誰がためにぼくのからだ通りぬけてきた言葉たち

 誰がためにあなたとおりぬけてきた景色たち

なにおもう

なに願う

祈る言葉ひとつしらずに恥さらし

自分を守ることばっかりで自然に憩いつまはじきにされる

よくみろよ

僕らはゴキブリやドブネズミのようなもの

同種の穢れから離れては

救われぬ

穢れから逃れるものは穢れに知らず巻きとられる

きれいって惨めだね

うつくしいって残酷だね

なにがみえた

なにがみえたかね

いのることばひとつくらいほしいね

からだひとつ通りぬけてきたやつをよ

インスタントでない

気持ちよくもないほんとのやつをよ

そのことひとつ携えてはじめて人間になれた顔して会いたいねえ